脚質を知る

自分の脚質は何か。
レース思考の方なら誰でも一度は考えた事があるのではないでしょうか?
私は今まで自分の脚質はクライマーだと思い込んでいました。
自分でもなぜそうなったのか、はっきりとは覚えていませんが、今のパワープロフィールからしてもその傾向になっているし、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝のクライマーであるFabio Aruが私と身長と体重が同じ(183cm、66kg)しかも同じジオメトリのフレームに乗っているという事実から安易にそう思い込んでいたような気がしています。

しかし最近ヒルクライム以外のレースにも出るようになって、本当にそうなのだろうか?という思いが強くなってきていました。

まだ私は一昨年の11月から本格的にトレーニングを始めたばかりのレース初心者です。(現時点でロードバイク歴1年3か月)
本格的にトレーニングを開始して2年くらいは何をやってもパフォーマンスは上がっていくという話をよく聞きます。
そんな状況の中、主にL2からL4の有酸素運動中心のトレーニングを続けてきただけの状態で自分の脚質はこれだって言い切れるでしょうか。
まだまだ無酸素運動のトレーニングに関しては、ほぼ手つかずの状態です。

今シーズン私はヒルクライムレースに注力して上位20%以内に入りたいと思っていました。
しかし、そもそも何故ヒルクライムレースなのか?
元々ヒルクライムを始めたのはツーリングをする際に山越えが苦痛だったのでそれを克服したかったからです。
登りの苦手意識を克服すれば山岳地帯を含めたロングライドが苦手意識なくどこでも行けるようになるという考えが始めた発端でした。
ヒルクライムレースはそれを実現するためのモチベーション維持のための1つのネタでした。
それがいつの間にかメインの目標にすり替わり、現在に至るといった感じです。

しかし、先日考え方を改めざるをえない事件が起きました。
先週末のブログにも書きましたが三河湾スカイラインの下山中にあとちょっとのところで死んでいたかもしれないという事故に巻き込まれそうになったのです。

私が住んでいる知多半島には山がありません。
ヒルクライム練習をするとなると三河方面の山に行くしかありません。
しかも自走で行ける場所は数も少なく三ヶ根山と三河湾スカイラインの2か所くらいです。
三ヶ根山は距離が短く10~12分程度でメディオ上限~ソリアのトレーニング場所といった感じで、20分程度の本格的なヒルクライムの練習となると三河湾スカイライン一択なのです。
そんな貴重な場所が安心して走れないという現実。。

これは一度根本的なリセットが必要かなと。。

そして色々と考えているうちに、そもそも自分の本当の脚質は無酸素運動やスプリントなども含めた一通りのトレーニングをした後でないと分からないのではないかという結論に至りました。

という訳で今まで漠然とクライマーを目指してきましたが一旦考え方を改め、有酸素、無酸素、スプリントをバランスよくトレーニングし、色々なタイプのレースに参加してみて本当の自分の脚質を知るというところから再出発しようかなと思ったのでした。

その他

Posted by miguchi